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  • 執筆者の写真akasezawa

作家・ノンフィクションライターの石井光太さんからコメントが届きました!

和歌山県白浜町の三段壁にやってくる自殺志願者たちは、恐ろしいほど誰ともつながっていない。身近に家族、友人、子供がいたとしても、彼らの中ではつながりが断ち切れてしまっているのだ。映画を観ながら思った。

なぜ、彼らは人とつながれないのだろう。

なぜ、彼らは人とつながっていることを自覚できないのだろう。

しかし、それを彼らに求めてはいけない。彼らはそれができないから三段壁にやってきたのだ。映画の主人公の藤藪庸一牧師は、そんな彼らを理解して向き合い、自分の方から彼らとつながろうとする。そのあり方こそ、自殺を食い止める手段であり、この無縁社会で私たち一人ひとりが目指さなければならないことなのではないだろうか。

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10月21日(木)15時50分〜アテネフランセ文化センターにて「牧師といのちの崖」の上映&監督トークがあります。詳細は下記となっております。 10月21日(木)15時50分〜「牧師といのちの崖」上映 上映後トーク:加瀬澤監督+諏訪敦彦(映画作家/「Hstory」「風の電話」監督) 場所:アテネフランセ文化センター 東京千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階 tel:03-3291-433

今、自殺者の急増が大きな問題になっていて、最早、待ったなしの状況です。 11月、自殺で亡くなった方は全国で合わせて1798人、去年の同じ時期より182人増えました。更に7月から5ヶ月連続で前年を上回っており、新型コロナ・ウイルスの影響が徐々に数字になって表れてきているのと考えられますが、この数字のあがり方は異常です。 今年    (前年)    増加幅 7月  1851人 (1793人) 58人

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